ハチミツにはすごいチカラがあるということを知っている人は多いでしょう。
ここでは改めてハチミツのスーパーフードとしての効能を紹介します。
ハチミツの新たな一面を知ることができるかもしれませんよ。
●ハチミツが持つ4つの健康効果
ハチミツが持つ健康効果はたくさんあります。
そのなかから以下の4つを紹介します。
- エネルギー供給
- 抗酸化作用
- 喉のうるおい
- 抗菌効果
①エネルギー供給
ハチミツは天然の甘味料であり、砂糖よりも栄養価が高いです。
ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が含まれており、エネルギー供給とともに栄養を提供します。
また、砂糖や人工甘味料と比較して、血糖値の急激な上昇を抑制する効果もあります。
②抗酸化作用
ハチミツには、フラボノイド、フェノール化合物、ビタミンC、ビタミン Eなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。
これらの物質は体内の有害な自由ラジカルと呼ばれる酸化分子に対抗し、それらの安定化に役立ちます。
③喉のうるおい
ハチミツは粘性が高く、保湿効果があります。
喉の炎症やイガイガ感を和らげ、痛みを軽減します。
また、ハチミツが喉に膜を形成することで、刺激から保護する働きもあります。
④抗菌効果
高濃度の糖分によって、微生物の成長・増殖を抑えます。
また、殺菌作用のある化合物を含んでいることや、粘性が高いことも抗菌に作用します。
●ハチミツの効果的な摂取方法
ハチミツを効果的に摂取するなら、加熱しないほうが良いです。
加熱によって、ビタミンCは減少し、酵素は失活します。
加熱はせず、常温で使うのがベストです。
やはり定番の摂取方法が最も効果的です。
- そのまま摂取
- ヨーグルトに混ぜる
- ハニーマスタードソース
- ハチミツレモン
- ハニーティー
●ハチミツに関する疑問
ハチミツに関する疑問を集めました。
- ハチミツの種類の違いは?
- アレルギー緩和効果があるって聞いたけど?
- 結晶化したらどうすればいい?
- 乳幼児に与えてもよい?
- 1日の摂取量は?
・ハチミツの種類の違いは?
ハチミツは大きく分けると2つに分類できます。
「単花蜜」と「百花蜜」です。
単花蜜は一種類の花から採集された蜜です。
百花蜜は複数の花から採集された蜜です。
それぞれ味や香りが違いますので、いろいろ試してみると楽しいです。
・アレルギー緩和効果があるって聞いたけど?
答えは『ノー』です。
花粉を含んでいるハチミツを摂取することで、花粉症が抑えられるというデータはありません。
花粉を含んでいる食品を摂ることで免疫が構築されるという話には、残念ながら根拠がありません。
ウワサに惑わされないようにしましょう。
・結晶化したらどうすればいい?
温度の低い環境下(約14℃以下)では、蜂蜜は結晶化してしまいます。
しかし品質には全く影響はありません。
45℃程度のお湯で湯煎すると元に戻ります。
湯煎温度が高すぎると、栄養や風味が失われてしまうので注意しましょう。
・乳幼児に与えてもよい?
1歳未満にはハチミツを与えてはいけません。
これは厚労省からも通知されています。
ハチミツにはボツリヌス菌が存在する場合があります。
1歳未満の腸内はまだ細菌数が少なく、ボツリヌス菌に対抗できないのです。
1歳以上になると細菌数も増えて、問題なくハチミツを摂取できます。
・1日の摂取量は?
目安は30g(大さじ2杯)程度です。
ハチミツは低カロリーですが、過剰摂取は太ります。
血糖値も上昇します。
なにごともほどほどが一番ですね。
昔から重宝されてきたハチミツには様々な効果があります。
現代でもその効果を知り、活用していきましょう。