あまり聞き慣れない『モリンガ』。
実はすごい健康効果があるんです。
『モリンガ』という名前だけは知っているという人や、名前も聞いたことがないという人にも、モリンガの魅力をお伝えできればと思います。
●モリンガの健康効果
モリンガには以下のような健康効果があります。
- 栄養補給
- 抗酸化作用
- 免疫力向上
- 骨の健康促進
- 消化促進
①栄養補給
モリンガにはビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、カルシウム、鉄、マグネシウム、ポリフェノールなどが含まれています。
これらの栄養素は身体の健康維持や免疫力向上に役立ちます。
②抗酸化作用
モリンガには強力な抗酸化物質が含まれており、細胞の酸化ストレスを軽減し、老化や疾病の予防に効果があります。
含まれている抗酸化物質は、ビタミンC、ポリフェノール、カロテノイド(β-カロテンやルテイン)、クロロフィルなど。
③免疫力向上
モリンガには免疫機能をサポートする栄養素が豊富に含まれています。
これにより、感染症や炎症のリスクを低減し、免疫系の正常な機能を促進します。
④骨の健康促進
モリンガにはカルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラルが含まれており、骨の形成や維持に必要な栄養素です。
骨密度の維持や骨粗鬆症の予防に役立ちます。
⑤消化促進
モリンガには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境の改善や消化の促進に役立ちます。
●モリンガの摂取方法
モリンガはどのように摂取することができるのでしょうか。
効果的な摂取方法をご紹介します。
主な摂取方法は2つです。
パウダーかサプリメントか。
モリンガの葉っぱが原料となりますが、日本で葉っぱが売り出されていることは珍しいです。
日本でも温暖な地域では一部栽培されていますが、生のまま市場に出ることはほとんどありません。
サプリメントはそのまま摂取するとして、パウダーはスムージーやジュースに混ぜた、お菓子に練り込んだり、サラダにかけても良いです。
●モリンガの素朴な疑問
モリンガについての疑問を集めました。
- モリンガとは?
- 味は?
- どこ産?
- 摂取量は?
- 注意点は?
・そもそもモリンガって何?
モリンガ(Moringa)は、ワサビノキ科(学名:Moringa oleifera Lam.)に属する植物の総称です。
国際連合が『奇跡の樹』と呼ぶほど、栄養価が高いのです。
モリンガの樹木は高さが約7〜12メートルに成長することがあり、枝や葉が広がっています。
また、モリンガの幹は比較的細く、樹皮は滑らかで灰色や茶色をしています。
モリンガの葉は非常に豊富な栄養素を含んでおり、現地の人々によっては野菜の一部として摂取されることもあります。
スーパーフードとして利用されるのは主に葉っぱの部分です。
モリンガの木は環境に対する適応力が高く、乾燥地や貧しい土壌でも比較的よく成長します。
モリンガの木は熱帯および亜熱帯地域で自生しており、アフリカ、アジア、中南米などさまざまな地域で栽培されています。
その栄養価の高さと多様な健康効果から、モリンガは世界中で注目を集めています。
・モリンガの味は?
少し青臭さと苦味があり、ヨモギに近いとも言われます。
スムージーに使用すると、摂取しやすいです。
・モリンガの主な生産国は?
主な生産国はインド、東南アジア、アフリカ、中南米などです。
現地では生のまま食べられたり、調理したり、ハーブティーとして飲まれたりしています。
・1日の摂取量は?
特に決まりはありませんが、明らかな過剰摂取は良くありません。
パウダーやサプリメントには多くの場合、摂取量目安が書かれています。
目安を守って、健康に摂取しましょう。
・摂取の注意点は?
妊娠している方は、医師や栄養士に相談することが必要です。
妊娠ラットによる実験では、一部流産が見られたとの文献報告があると、厚生労働省が情報を出しています。
人での報告ではありませんが、注意は必要です。
少しはモリンガの魅力が伝わったでしょうか?
あまり身近なものではありませんが、興味を持たれた方はお試しいただければと思います。
『奇跡の木』『アジアの秘宝』と呼ばれるモリンガを活用して、健康な身体づくりをしましょう。